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  • 9/16
  • 「アキラ塾」公演レポート

  • (レポーター:おかっぱさん)
  • 2009.9.24 アキラ塾

9/16(水)、兵庫県立芸術文化センターでの「アキラ塾」公演のレポートが
「おかっぱ」さんより届きました!
公演日時などの詳細はこちら。

アキラさんの公演に長年通ってくださっているという「おかっぱ」さんならではのレポートです。どうぞお楽しみください!アキラさんの似顔絵も、「おかっぱ」さん作です。


akira090916report.gif

私なりのアキラさん公演の楽しみ方
アキラさんの公演に行くうちに私なりの楽しみ方を見つけました。

普通に見ても面白い公演ですが、「こう見てみたらもっと楽しめる!?」というちょっとしたポイントを書いてみます。

まず、チケットの購入です。私は舞台向かって左側を選びます。ピアノは大体座る位置が左側だからです。アキラさんが弾いている様子が良く見えますし、ピアノを弾きながらお話したりということもあるので、その時も表情やしぐさが見えると楽しさ倍増です。

次に、会場に着いたら席を確認します。そしてCDを買うかもしれないと思う場合は開演前に買う方がいいです。公演後はあっという間に人だかりが出来てしまってゆっくり見れないからです。でもインターネットでも買えるので時間がない方にも安心です。

席に着いたらホールを見渡してわくわく感を高めます。何度か行ったことのあるホールでも違うセットがしてあったり、何か小道具が置いてあったりします。

いよいよ始まったらあとはアキラさんの世界に自ずと引き込まれてしまいますので、「クラシックコンサートだから・・・」「音楽のことはよく分からないけど・・・」などと心配することはありません。

アキラさんの世界に引き込まれながらも更に楽しむポイントがあります。

見る楽しみです。

1つ目はベストです。途中休憩のある公演ならベストの衣装換えもあったりします。2つ目は秘密があるという綺麗な内巻きヘアー。このふたつは特に気にしなくてもいいですが、気にしてなくても目に入ります。

そして音楽の合間にあるアキラさんのお話。身振り手振りを加えて分かりやすく面白くお話してくれます。『クインテット』では一言もしゃべりませんが、そ
れが不思議に思えるほど色んなお話が聞けます。独特の声や話し方はクセになります。アキラさんがひとたび話し出すと会場は笑いに包まれます。「ふふ。」程
度ではありません。大爆笑です。でもきちんと音楽のお話で、笑いの後には感心の拍手が沸き起こります。

どうしても有名人のアキラさんばかりに目が行きますが、ちらりと共演している演奏者に注目して下さい。楽しくて仕方がないという感情を抑え切れずとって
もニコニコ、ノリノリで演奏している人がいます。彼らもプロですから、今までにたくさんの曲を演奏したり素晴らしい指揮者と共演しているはずです。なのに
あれほどまでに楽しそうに演奏しているというのはアキラさんの指揮、作曲・編曲が相当すごいのだと思い知ることが出来ます。

まだ他にも魅力はありますが、上記を踏まえて先週<アキラ塾>に行きました。席は真ん中の左寄りを購入(頂いたチケットは父が座りました)。

小ホールには初めて入りましたが、『木』を基調にした作りで<アキラ塾>に相応しく、見ように依れば大学の大教室のような雰囲気もありました。HPにも載っていましたが、「アキラ塾」の照明が始まる前からワクワク感を高めてくれます。
IMGP1470.JPG

緊張した空気の中アキラさんのピアノ♪ウエストサイドストーリーが始まります。「一人で弾いているのにもっと厚みのある音を感じる。」そう思うと、アンサ
ンブル・ベガが少人数なのにオーケストラのような音がする謎が少し分かりました。アキラさんの編曲は厚みと迫力、繊細さもあって少人数でもそれを感じさせ
ません。また、歌詞や背景に沿って曲調が変わるなど本当にどの角度から聴いても楽しめます。

今回美人秘書役の岡崎裕美さんの歌声はとても優しくて思わずうっとりしました。アキラさんとの掛け合いもテンポ良く、心地よく引き込まれていきました。

アキラさんのお話はかなり力のこもった物で、繰り返しピアノで弾いたり、歌ったり、表情を使ったりと分かりやすく説明してくれます。客席からは絶えず笑いと拍手が起きていました。

小ホールというこじんまりさからか、全員参加で歌を歌う場面など本当に塾に来たような和やかな雰囲気でした。

出演者はアキラさんと裕美さんのふたりだけでしたが、もうひとり小道具の出し入れをしていた『スタッフの松田さん』がとても印象に残っています。アキラさ
んが描いた絵や楽器を運ぶという、無くてはならない役だったのですが、彼がとてもニコニコとしていました。やはりアキラさんの公演は客席でも舞台上でもと
ても楽しいのだなと感じました。
(編集注:「スタッフ松田さん」=舞台監督Mさんのブログはこちら。

最後にアキラさんが即興で作曲する「校歌」の時間。客席からキーワードを集めて曲を作っていきます。時々「う~ん」と悩みながら、でもあっという間に出来ました。

アキラさんは「いつもこんなに時間をかけて作曲してるんですよ」と言ってましたが、私にすればこんなにスイスイと形になっちゃうのかと驚きました。

<アキラ塾>は、アキラさんの力説、作曲の様子など普通の演奏会では見られない興味深い所が多く、とても楽しかったです。

マニアックなレポートになりましたが、行ってみようと言う方はちょっと気にしてみて下さい。

おかっぱ
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●オフィス担当者のレポートはこちら

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