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カテゴリ:レポート , 宮川彬良&アンサンブル・ベガ
CD「愛の練習」聴きどころ(3)
聴きどころ(2)に続き、収録曲目、後半の聴きどころです!
10、剣の舞・・・ハチャトゥリアン
・「短期集中型!」の作品、メンバー一同、一糸乱れぬアンサンブルに集中しています!
・途中、悲鳴が聞こえます。これもチェロ近藤さんのお得意技。
スコアには「やられた~!」と書いてあります。
11、四羽の白鳥・・・チャイコフスキー
・意外な楽器が主役になる。それがアキラさんの編曲です。
アレンジの際には、アキラさんからファゴット星野さんに楽器の性能の限界を尋ねる
電話がありました。
12、バッハのメヌエット・・・バッハ
・よく知られた曲、シンプルな曲ほど、演奏やアレンジの素晴らしさが引き立ちます。
そのお手本のような作品ではないでしょうか。
・ホルン池田さんが、遥かな山の向こうへ呼びかければ、鈴木さんのクラリネットが優しく応えます。
13、ダニーボーイ・・・アイルランド古謡
・このCD最大の聴きどころの一つといってもよいでしょう!
・アキラさんの声が、コンサートでもテレビでも、とても聞き取りやすいことが改めて感じられます。
・そのアキラさんの語りに、そっと寄り添うのは、星野さんのファゴットです。
・ストリングス(弦合奏)に続いて、アキラさんと新さんによるピアノ&ベースデュオはジャズアレンジで。全合奏をチェロとクラリネットがリードして、しっとりと締めくくります。
・なお、この曲の編成は、第一ヴァイオリン、チェロ、コントラバス、クラリネット、ファゴット、ホルン、ピアノの7人です。2人少ないのですが、音はオーケストラですね。
14~16、「屋根の上のバイオリン弾き」・・・J.ボック
・このCDのメインディッシュ!
・2006年秋のベガ・ホール定期公演の際の新作です。
・新作時のリハーサルでは、この作品の舞台も熟知したアキラさんが、ドラマの背景や
空気感について、情熱的なリーダーシップを取りました。
ドラマの持つ厚みを音楽で表現しようと、ピアノパートも渾身の分厚さです。
ウッドブロックも、アキラさんの担当。
・全体は、主人公「屋根の上のバイオリン弾き」をクラリネット鈴木さんが演じます。
カデンツァの冴え、表現、もう説明不要です。どうぞお楽しみください!
*謝辞*
第一作「なぜアンサンブル・ベガがこんなに心に聴くのか聴けば解る!というCD」から
1年半、第二作「愛の練習~涙と微笑みのための8章」をリリースすることが出来ました。
「宮川彬良&アンサンブル・ベガ」メンバーはもちろん、第一作の製作時と同じスタッフで
更に素晴らしい作品が完成したことを感謝致します。
ここに製作に関わったスタッフ、及び協力各社を記し、深くお礼申し上げます。
監修・解説:響 敏也
レコーディング・プロデューサー:松下久昭(キングレコード)
レコーディング&マスタリング・エンジニア:小島幸雄(コジマ録音)
エディター:柳沢貴子(コジマ録音)
アーティスト写真:堀田力丸
デザイン:扇谷正郎
デザイン・コーディネーター:山下淳一(キングレコード)
制作:松本京子(おふぃすベガ)
協力:財団法人宝塚市文化振興財団
Special Thanks:(有)GOO、(株)東京ハッスルコピー
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