- トップ
- レポート
- 宮川彬良&アンサンブル・ベガ
- 埼玉会館大ホール(5/2)
カテゴリ:レポート , 宮川彬良&アンサンブル・ベガ
埼玉会館大ホール(5/2)
昨年のGWに続き、2度目の埼玉公演!
前回は熊谷へ、今回は浦和にあります「埼玉会館」へお邪魔しました。
前日の東京文化会館小ホール(649席)とは打って変わり、今日は1315席の大ホールでの公演です。
そして、入場は3歳からOK!とあり、小さなお友達とご家族の皆さんが沢山!
チケットは、早々に完売とのことでした。
そんな小さな子どもたちも退屈させず、じっと耳を澄ませ惹きつけるコンサートづくりを目指し、準備は念入りに行われます。調律は、首都圏ではいつもお世話になる、岩崎さん。
「クラシックなのに、演奏者一人一人にマイクが立ってる!」
「生の音じゃないの、な~~んだ・・・」
と思われるかもしれませんが、実はコレが「宮川彬良&アンサンブル・ベガ」、未就学児向け・大ホール公演成立の大きな要素の一つなのです。
(あと幾つかのポイントは、この後のツアーレポートに続く・・・)
子どもは、音楽を聴いたり、楽しいお話を聞けば、自然に歓声が出たり、大きな声で笑ったり手をたたいたりするものですね。
そのように、子供たちが、自然に発する音も、大勢となれば、やはり演奏の音を掻き消してしまうことがあります。
そこで、アンサンブル・ベガのサウンドを、限りなく生音と違わぬ響きで客席の隅々までお届けする、敏腕音響チーフのTさん、登場です。
後姿ですみません・・・。このように、ステージ両袖にスピーカーを組み込みます。
大きなスピーカーを見ると、どんな電気っぽい音が流れるのかと想像してしまいますが、
実は、アキラさんとアンサンブル・ベガメンバーも、実際に音を出したとき、マイクとスピーカーを通した音だとは気づかない人がいる・・・そのぐらい自然なサウンドなのです。
アンサンブル・ベガが未就学児OKの公演を始めた当初は、音響がデッドなホールであっても、生音で公演を行っていました。
しかし、お客様にとって、より聴きやすく楽しめるコンサートをつくるには、やみくもに生音にこだわるのではなく、優れた音響オペレーターの力を借りることを選択し、現在ではすっかり定着しています。
そんな準備を経たコンサート、小さな子どもたちはもちろん
「2部構成の本格的なコンサートだと敷居が高いけれど、1時間なら」
とおっしゃる、年配のお客様も多かったようです。
こうして小さなお子様からご年配の方まで、パンパンに膨れ上がった大ホールでの公演も、
時にはじっくり、時にはワハハと大笑い、とっても和やかに終演いたしました。
この記事のトラックバックURL: