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カテゴリ:レポート , アキラさんとまこと君
5/1(日)東京文化会館小ホール
アキラさんとまこと君 ふたりのオーケストラ
2011年5月1日(日)
東京文化会館小ホール
ご来場の皆様、ありがとうございました!
全国各地へお伺いしている、アキラさん&平原まことさんですが、
昨日の公演は、3月11日の震災後、東日本では初めての公演となりました。
昨日の演奏曲目です。
<一部>
風のオリヴァストロ・・・宮川彬良
ニューシネマ・パラダイス・・・E.モリコーネ
サッちゃん・・・大中 恩
あんたがたどこさ・・・日本古謡
大地のぬくもり・・・平原まこと
adagio・・・S.ラフマニノフ
アリエスの星・・・宮川彬良
<二部>
静かの海・・・平原まこと
街・・・宮川彬良
ムード・インディゴ・・・D.エリントン
Fachinating Rhythm・・・G.ガーシュウィン
Gerogia on my mind~ふるさと・・・ホーギー・カーマイケル/岡野貞一
Heart・・・平原まこと
(アンコール)
ゆうがたクインテット テーマ・・・宮川彬良
マツケンサンバII・・・宮川彬良
メモリーズ・オブ・ユー・・・ユービー・ブレイク
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アキラさんのコンサートでは、全国各地のホールへお伺いしていますが、
東京文化会館の小ホールは、実は舞台裏で聞く、お客様の拍手の音の伝わりが、
素晴らしいのです!
(もちろん、客席で聴く、心地よい残響と演奏者の息遣いがストレートに伝わる
空間も大好きです!)
昨日は、ほぼ満席のお客様から、二人が舞台に登場した瞬間、熱~い拍手が。
ステージ上では「こんな時だからこそ!」と必要以上に力むところの無い、
アキラさんとまことさんの、いつもの、いつもの音楽が流れていたようです。
(ただし、4本のサックスとクラリネットを駆使する、平原まことさん曰く、演奏中は全身の筋肉をあちこち微細に使って、アノ得も言われぬ"平原トーン"が生まれているそうです!)
アンケートでは、この日が、震災後、初めてのコンサートだった方もいらっしゃいました。
空気を震わせて伝わる二人の生の音楽を、むさぼるように聴く方、「久しぶりに大笑いしました」というお声も頂きました。
「アキラさんとまこと君 ふたりのオーケストラ」は、今後も各地へお伺いいたします!
☆東京文化会館により設置されている、ロビーでの東日本大震災義援金へのご協力まことにありがとうございました。頂いた義援金は、東京都により被災地支援に宛てられます。
(そして、ハプニングの真相)
これは一体!?
本番では、何かが起きます・・・。
ピアノに滅法ウルサいアキラさん、
都内近郊でのコンサートでは「どれみふぁワンダーランド」<匠の技>にも
登場したピアノ技術者、岩崎俊さんに、いつもお付き合い頂いています。
(時々は、飛行機で出張も!)
昨日も、順調に調律が進み、あと1分で仕上がり!
というところで・・・
「ビィィィン!!!」
切れました・・・
太~~~~い巻線、ピアノの弦です。
最低音部で、1曲目「風のオリバストロ」でちょうど使用する音の
弦が切れました!
年間かなりの本数のコンサート、ライブ、録音の調律をする岩崎さん曰く、
本番当日に使用するピアノの弦が切れたのは、2回目!だそうです。
高い音の細い弦は、切れたときに備えて、予備があったのですが、
この太さの弦は(そうそう切れないのです)すぐに手元に無く、
急遽手配を。
その間、アキラさんは、ホールにもう一台あるピアノで、まことさんとの
リハーサルを開始しました。
リハーサルの中盤、手配していた弦が届き、すぐさま張替え、再び使用予定だった
本番用のピアノでリハーサルを続行したアキラさんでした。
無事間に合ってよかったです!
岩崎さんも、お疲れ様でした!
(画像は、切れた巻き線と岩崎さん)
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