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2013年5月30日 金光学園中学高等学校(感想文つき)

レポートが遅くなりましたが、さる5月30日、
「アキラさんとまこと君 ふたりのオーケストラ」は、
岡山県・金光学園中高等学校へ伺いました!
(生徒さんからの感想文も、最後にご紹介します!)

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緑が多く、学校のそばを流れる小川の水もとても綺麗な学園でした。
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会場となった体育館の2階バルコニーからみた校庭です。
左に見える校舎、とっても雰囲気があります...☆


さて、場所がコンサート専用ホールでも体育館でも、本番に向けた準備に万全を期すことに、変わりはありません!体育館のステージの中で、どこが一番良い音がするかな、と場所をあれこれ試したり、音のバランスをチェックしたりのゲネプロを終え...
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バスケットゴールに見守られながら、いよいよ本番が開演しました!

この日の芸術鑑賞会は、中学1年生から高校3年生まで、1000人を越す生徒の皆さんがお客様です。
演奏する曲は、いつもの「アキラさんとまこと君 ふたりのオーケストラ」のコンサートと、ほぼ同じ。
アキラさん作曲「風のオリヴァストロ」で幕を開け、美しいメロディの映画音楽「ニューシネマ・パラダイス」、そして、ゴスペル風「さっちゃん」と、2人の息もぴったりの演奏が続いていきます。

そしてお待ちかね!
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2人のコンサートで「最大の見もの」と巷で噂の(!?)「あんたがたどこさ」。
この日はモチロン、ステージから駆けおりた平原まことさんが、生徒さんたちへ突入しました!

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ステージ上で踊り狂うアキラさんも、このとおり。

プログラム後半には、Eテレ「クインテット」から、「ただいま考え中」「おわびのスキャット」もお届けして、番組を見ていたであろう生徒さんたちからは、歓声と拍手が沸き起こっていました♪

公演後、中学1年から高校3年生まで、それぞれの学年の皆さんから、とても嬉しい感想文を頂きました。許可を頂き、少し長いですがご紹介させて頂きます。

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今までで一番のふるさと               中学一年 茅野 亜衣子さん

 五・六時間目にほつま体育館で初めての芸術鑑賞がありました。初めてなので,とても楽しみでした。体育館に入って間もなく二人が登場され「テレビで見た人だ~!!!」とびっくりしました。音楽の演奏が始まって,静かに聞きました。私が特に印象に残ったのは,四曲目の「あんたがたどこさ」と七曲目(メドレー)の「岡野貞一の四季」という曲です。「あんたがたどこさ」では,平原まことさんが,曲の途中におもしろいメロディを入れていて,それがとてもおもしろいので,とても印象に残っています。
 「岡野貞一の四季」は私も小学校の時に歌った「ふるさと」を宮川さんがピアノで演奏されました。とてもきれいな音色で,今まで聞いたこと「ふるさと」の曲の中で一番いいなと思いました。「日本に生まれてきて良かったなぁ」と改めて思わされるほど,メドレーの五曲(春が来た・春の小川・朧月夜・もみじ・ふるさと)はよく四季が表れていました。私は,今まであまり音楽に興味がありませんでしたが,今日の演奏を聴いて「音楽はすごいなあ」と感じました。そして,演奏してくださった宮川さんと平原さんが,とても楽しそうに演奏されていたのを見て,音楽に興味をもつことができました。今日のこの体験を忘れずに,音楽の学習もがんばっていきたいです。

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まことさんのようなサックス奏者に        中学二年  岡邊 一真さん

 まず僕が一番思ったことは,まことさんのサックスのすごさです。一息の中で音色を変えたり,アドリブソロでの堂々とした演奏はとても素晴らしかったです。運指の早さやグリッサンドのなめらかさ,音量の大きさ,音量の変化の大きさ,舌つきの早さなどたくさんのことで見習うことがありました。自分の普段の演奏や練習と比べると,一番舌つきの早さに違いがありました。また,その他の面でも自分とはかけ離れた技を持たれていて,自分もあんな風になりたいと思いました。
 曲では少し早いのれる曲やゆっくりの落ち着いた曲をすぐ切り変えて音色や吹き方,引き方がすぐ変化して一つの楽器で様々な音色を出されていたのでとても感動しました。自分の知っている曲,知らない曲があったけどその曲に引き込まれる感じで時間を忘れてしまいました。1部が終った時にはもうこんなに時間がたったのかと思い,どれほど素晴らしい演奏か再確認できました。2部では自分の演奏しているアルトサックスが出てきたのでとても楽しみになりました。実際にアルトサックスで演奏した曲は少なかったですが,その中にもたくさん学べることがありました。また,自分はピアノを弾けないので弾けるようになりたいと思いました。個人的な事ですが,レッスンに来ていただきたいと思いました。今回のようなことはめったにないことだと思うので,とても嬉しかったです。いつかまたまことさんのようなサックス奏者になれるよう日々練習を頑張っていきたいです。

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心地よい音色                        中学三年 藤岡 祥之さん

今回の芸術鑑賞の「アキラさんとまこと君のふたりのオーケストラ」は、すごく面白かったです。二人だけの演奏でしたが、その演奏力はすごく、何十人もいるようでした。何曲か、アキラさんが少々コントをやっていたので、すごく面白かったです。アキラさんは僕が小さい頃見ていたNHK教育の『クインテット』で何度も見たことがあり、前から面白い人だと思っていて、実際見てもすごく面白くて良い人だと思いました。面白いだけでなく、まことさんの演奏も、良い音色で感動しました。サックスを僕は初めて聞きましたが、まことさんが演奏していたせいか、心地良い音色が聞こえました。様々な曲を二人で演奏していて、本当にすごい人達だなと思いました。今回の芸術鑑賞は、非常に良かったです。次回の芸術鑑賞も期待しています。

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風と音楽                   高校一年 丸山 由莉子さん

私は今年度の芸術鑑賞が、あの誰もが知っているNHK教育テレビ「クインテット」の宮川彬良さんと平原綾香さんの父、平原まことさんと聞いてびっくりしました。他の人もきっとそうだと思いました。
当日。それは夢のような時間でした。私は、初めて聴くサクソフォンの音色にとても感動しました。実を言うと、音楽鑑賞はあまり好きではないのですが、平原さんのサクソフォンは先がないくらい滑らかに続いて、とても透き通った美しいものでした。宮川さんがおっしゃったように本当に「風のよう」でした。曲自体は全く知りませんでしたが、誰でも心が和らぐ、癒される曲だなと思いました。また、宮川さんの演奏も素晴らしかったです。幼い頃に見た「クインテット」を弾かれた時は、周りが歓声を上げて楽しかったです。生であの楽しいピアノが聴けるなんて思いもしなかったので幸せでした。「マツケンサンバⅡ」の作曲もされていたとは知らなかったので、それも生で聴けて嬉しかったです。そして、「あんたがたどこさ」の深いことを知り、日本古謡も奥が深く、広いものだと思いました。宮川さんのピアノを弾きながらのジェスチャーもとてもわかりやすくみんなを楽しませてくれました。ただの日本の古くからある曲なのに、演奏する人によってこんなに印象が変わるとは思いませんでした。二人の演奏は私たちが二度と聴くことができないかもしれない貴重なものでした。
宮川さん、平原さん、今回は私たちのためにありがとうございました。

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心に響き渡る演奏             高校二年 金山 智哉さん

 初めて「オーケストラ」の演奏をゆっくりと聴いたみたいでした。二人の演奏が素直に耳に入ってきて、新鮮な感じがして、何か違う空間の、違う時間にいるみたいでした。まるで子供の時に戻って聴いているようで、それでいて子供の時にはまだ体験のない音が、何も遮断するものがなく、その音のまま聴こえてくるようでした。そんな素直に感動できる演奏でした。
 無意識のうちに、音にボーっとしてしまっていて、はっと気がついてまた、その音たちに引きずりこまれてしまう、そんな雰囲気が音から漂っていて、とてもリラックスできました。二人の濃淡のあるユーモアもまたその演奏の一部であるかのように、その場を魅了していました。音によって空間をすっかり変えてしまう、そんな芸術鑑賞でした。

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胸を打つ演奏                        高校三年 佐藤 宏さん

平原さんのサックスは,言葉では表現できないような心に伝わってくるものがありました。一つ一つの音の芯がしっかりしていて太い音であったし,抑揚があり,抑えるところでは音がとても繊細でしたが,それでもやはり力強いという一見矛盾するようなことが平原さんのサックスにはありました。要所で混ぜてくるビブラートは,アマチュアではとてもじゃないが出せないようなきめ細やかな振動が自分の耳を夢中にさせました。こんな素晴らしいサックスを聴ける機会は滅多にないので,今日は自分にとって,とてもプラスになる体験となりました。

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(スタッフより)
金光学園中高校の皆さん、
集中して聴いてくださったことが、ひしひしと伝わる感想文をありがとうございました!
本当に嬉しく、こうした学校での公演の大切さを改めて感じる日となりました。
これからも、皆さんが、折に触れて生の音楽を聴ける機会がありますように願っています。

*今回のレポート担当/1号


                              

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投稿日:2013年7月15日 (月) 12:19

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