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カテゴリ:レポート , 宮川彬良&アンサンブル・ベガ
11月30日(土)岩手・田園ホール(矢巾町)
「宮川彬良&アンサンブル・ベガ」初めての岩手公演へご来場の皆様、ありがとうございました!
結成15年を迎えたアンサンブル・ベガは、全国各地へお伺いしていますが、日本地図でまだ塗られていない府県がいくつかあります。
その一つが、岩手県でした。
というわけで、今回また一つ、地図を塗ることが出来ました♪
今回の岩手県と、来週伺う長崎県が、今シーズンに初めて伺うことが出来た2県です。
(画像は、8月の「アンサンブル・ベガ 8人だけの夏」当日配布プログラムに掲載した特別企画ページ。これまでに伺ったホールが全て記載されています)
ちょうどオフィスからもほど近い兵庫県立芸術文化センターでは、岩手公演の前に、ちょうど花巻市出身の作家・宮澤賢治の評伝劇『イーハトーヴの劇列車』が上演されておりました。
敬愛する井上ひさし氏の戯曲とあり、スタッフは足を運びました。
主演の井上芳雄さんをはじめとする役者の皆さんの花巻弁や、当時の村の情景にひたり、すっかり『岩手モード』となって旅に出ましたが、、、強行日程のため、空港、ホール、お宿の3箇所以外は、どちらへも立ち寄ることが出来ませんでした(涙)。
残念ながら「岩手山」は霧のため見えず、雪をかぶった裾野だけを臨みました(涙涙)。
次の機会には、ゆっくり伺いたいです!
ー肝心の公演レポートです。
Facebookに、公演アルバムをupしました。
矢巾町・田園ホールは、築23年とのことですが、町の方々に大切に使われてきたことがホールの方のお話や内部の様子からも伺えるホールでした。
「宮川彬良&アンサンブル・ベガ」の本番は、6月の会津若松公演から、ほぼ半年ぶり。
こちらは、アンダーソンの「ワルツィング・キャット」を演奏し終えて、美声の♪ニャ~ォ♪役、ヴィオラ馬渕昌子をたたえる、アキラさんとメンバー。
舞台上の楽しそうな雰囲気がお客様にもじんわり広がり、会場の空気があたたかく感じられました。
(左から2人目の2ndヴァイオリンは、客演の藤村政芳さん(東京フィルハーモニー交響楽団第二ヴァイオリン首席奏者)です。ありがとうございました!)
ブラームスやバッハ、アンダーソンにビートルズ、そしてメンバーの名(迷?)演技もたっぷりお楽しみ頂いた後、この日のしめくくりは、アキラさんの作品「室内楽のためのソナタ『ブラック・ジャック』」全3楽章。
目に見えない、手に取ることが出来ない、こんなに科学が進化しても人間が作り出すことが出来ない -「命」をテーマに作られたこの作品は、もう数十回の公演で演奏してきましたが、そのたびに新しい発見がうまれます。
今回は、事前に行われたリハーサルで、小さいけれど大きな発見がありました!
おそらく、演奏しているメンバーにしかわからないことかもしれませんが「作曲後何年もたっていても、こういうことってあるのね...」とアキラさんとメンバー。
当日は新たなバージョンでお届けした『ブラック・ジャック』となりました。
さて「宮川彬良&アンサンブル・ベガ」2013年の公演は、来週12月10日(火)長崎公演を残すのみとなりました。
そうです。初めて長崎県へ参ります!
12月10日(火)とぎつカナリーホール 公演の詳細はこちら
長崎、九州エリアの皆さま、会場でお待ちしています!
(レポート文責/1号)
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