たそがれを聴く~ドビュッシー、バルトーク、ブラームス
大阪府守口市出身、京都市立芸術大学・同大学院からベルリン芸術大学ではマルクス・グローの下、研鑽を積んだ俊英、北端祥人(Yoshito Kitabata)が、日本演奏家連盟主催・新進演奏家育成プロジェクト リサイタル・シリーズで、大阪・いずみホールでのリサイタルに臨みます。
北端祥人は、昨年大きな話題を呼んだ第18回ショパン国際ピアノコンクール(2021年)の覇者ブルース・シャオユー・リューが第4位に入賞した2016年の仙台国際音楽コンクールで第3位を獲得し一躍注目を集め、国内外でソリスト、室内楽奏者として演奏活動を行なっています。
2019年秋に留学先ベルリンから帰国後ほどなくコロナ禍に見舞われ活動自粛を余儀なくされましたが、2021年秋には東京オペラシティリサイタルホールで「温故知新」をテーマに、J.S.バッハから、R.シューマン、ブラームス、そして現代の作曲家イェルク・ヴィトマンの「11のフモレスケ」(全曲は日本初演)の”オール・ドイツ”プログラムによるリサイタルを行い、WEB批評誌メルキュール・デ・ザール等で高評を得ました。
今回いずみホールのプログラムは、昨年秋の東京に続きとりあげるブラームスのピアノソナタ第3番2楽章のシュテルナウの詩” Der Abend dämmert…”から「たそがれ」と題して、各曲の標題もイメージ豊かなドビュッシー「前奏曲集 第2巻」から”花火”など8曲の抜粋、バルトークの「戸外にて」と、夏の訪れを感じる選曲となりました。
「今は弾きたい曲がいっぱいありすぎて」と語る北端が、出身地・大阪の名ホール、いずみホールでのリサイタルに厳選したプログラムをどうぞお楽しみください!
日時
2022年7月15日(金)19:00開演(18:00開場)
会場
料金
2500円【全席指定】未就学児入場不可
※感染拡大防止対策(マスク着用、咳エチケット)
曲目
ドビュッシー:前奏曲集 第2巻より
「霧」「ヴィーノの門」「ヒースの茂る大地」「月の光がふりそそぐテラス」
「オンディーヌ」「カノープ」「交代する3度」「花火」
バルトーク:戸外にて Sz.81 BB89
ブラームス:ピアノ・ソナタ 第3番 ヘ短調 op.5
プロフィール
北端祥人 Yoshito Kitabata
大阪府出身。2016年、第6回仙台国際音楽コンクール第3位のほか、第21回宝塚ベガ音楽コンクール第2位(2009年)、日本ショパンピアノコンクール第3位(2010年)、第7回神戸芸術センター記念ピアノコンクール第1位(2015年)、リヨン国際ピアノコンクールセミファイナリストディプロマ(2015年)など、これまでに数多くの賞を受賞している。2018年、第9回リスト国際ピアノコンクール(ドイツ・ワイマール/バイロイト)においては、ドビュッシー作品の最も優れた解釈に対する特別賞を受賞した。
京都市立芸術大学、同大学院を首席で修了後に渡独し、ベルリン芸術大学修士課程ソリスト科、および同大学室内楽科を修了。ソリスト、室内楽奏者として日本、ヨーロッパ各地で演奏を行う。守重結加と組んだイプシロン ピアノデュオとして、またTrio Ventus(ヴァイオリン:廣瀬心香、チェロ:鈴木皓矢)としても多彩な演奏活動を展開している。2021年12月には、オーケストラ・プロジェクト2021で、小山和彦氏のピアノ協奏曲第4番の初演を担当した(指揮:三橋敬子、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団)。
録音は、仙台フィルハーモニー管弦楽団および九州交響楽団コンサートマスターとして活躍する西本幸弘と共演したCD「VIOLINable vol. 5」「同 vol. 6」がFONTECより、TRIO VENTUS「シューベルト&ショスタコーヴィチ」が日本アコースティックレコーズよりリリースされている。
これまでに佐々木弘美、大川恵未、椋木裕子、上野真、マルクス・グローの各氏に師事。2020年度より東京藝術大学附属音楽高等学校の非常勤講師を務める。
https://twitter.com/batako_batakita
主催:文化庁/公益社団法人日本演奏連盟
- 制作:公益社団法人日本演奏連盟
- 後援:
大東楽器株式会社
京都市立芸術大学音楽学部同窓会真声会
一般社団法人全日本ピア ノ指導者協会(ピティナ)
一般社団法人あおによし音楽コンク ル奈良 - 協賛:住友生命いずみホール、一般財団法人住友生命福祉文化財団