ー瞑想と幻想、神秘と官能。
旧約聖書“創世記”エデンの園をもとに、イヴの誕生から死までを綴ったG.フォーレの後期連作歌曲「イヴの歌」。
死によって恋人たちの愛が成就する“トリスタン伝説”の啓示を受け描かれた、
約1時間におよぶ大作O.メシアン「ハラウィ」。
声とピアノが交差する愛と死の世界!!
*「イヴの歌」「ハラウィ」は日本語字幕つきにて演奏します
日時
2017年3月6日(月)19時開演(18時30分開場)
会場
ザ・フェニックスホール(大阪・梅田)
〒530-0047 大阪市北区西天満 4-15-10
(梅田新道・東南角 あいおいニッセイ同和損保フェニックスタワー内)
アクセス詳細はコチラ
料金
【全席自由】一般:3,000円/学生:1,500円
※未就学児の入場はご遠慮ください。
★2016年11月7日(月)チケット発売★
出演
ピアノ:稲垣 聡/メゾ・ソプラノ:林 千恵子
Program
- R.ワーグナー=F.リスト
楽劇「トリスタンとイゾルデ」より“イゾルデの愛の死”(ピアノ独奏版) - G.フォーレ イヴの歌 op.95
- O.メシアン ハラウィ~愛と死の歌~(日本語字幕付)
主催/相愛大学
制作協力/おふぃすベガ
お問合せ/おふぃすベガ 0798-53-4556
稲垣 聡 (ピアノ) Satoshi Inagaki
バッハから新作初演、またダンス、美術、オペラなど多ジャンルとのコラボレーションにも取り組む多彩なオール・ラウンダー。
滋賀県立石山高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学音楽学部演奏学科ピアノ科卒業。フランス国立リヨン高等音楽院第3課程(大学院課程)修了。
1991年平和堂財団芸術奨励賞、東京現代音楽祭室内楽コンクール《競楽Ⅰ》入賞、1992年第4回宝塚ベガ音楽コンクールピアノ部門第1位・特別賞、2003年滋賀県文化奨励賞受賞。国内各地でのリサイタルなどソロ活動をはじめ、内外のアーティストとの共演やレコーディングなどアンサンブルピアニストとしても活躍している。特に2000年東京文化会館とびわ湖ホールで開催したJ.S.バッハと20世紀作品によるリサイタルや、2003年東京オペラシティ・リサイタルシリーズB→Cでのピアニスト中川賢一とのデュオ・リサイタルは大きな話題となった。近年では、サントリーホール・チェンバー・ミュージックガーデン、びわ湖ホール主催「ベートーヴェン・ピアノソナタ・ツィクルスⅨ」等に出演。
現代音楽の分野においても、これまでにISCM (国際現代音楽協会)、東京の夏、サントリー芸術財団主催のサマー・フェスティバルや作曲家の個展等に出演、また武満徹作曲賞、芥川作曲賞、日本音楽コンクール作曲部門の本選作品など数多くの作品を手掛けており、海外でもパリ、ベルギー、イギリス、ハンガリー、アメリカ、メキシコ、韓国、台湾等に招かれ内外より高い評価を得ている。ソリストとしてこれまで東京響、東京フィル、新日本フィル、桐朋学園オーケストラ等と共演。また、俳優、美術家、舞踊家など様々なジャンルとのコラボレーションも多く、これまでにトーキョーワンダーサイト、第4回アジア舞台芸術祭(台北)、A.A.P.第3回ブヨウ公演(京都府立府民ホール・アルティ)等に出演。オペラにおいては、創作オペラの制作や音楽スタッフとして携わり、團伊玖磨「夕鶴」(ハイライト)、G.C.メノッティ「電話」等の舞台監修、G.フリド:モノ・オペラ「アンネの日記」(演奏会形式舞台上演)の演出を行う。
現在アンサンブル・ノマドのメンバー、相愛大学音楽学部教授。
林 千恵子(メゾ・ソプラノ) Chieko Hayashi
桐朋学園大学音楽学部演奏学科声楽専攻卒業。1984 年よりフランス留学。1986 年フランス音楽コンクール(パリ)オペラ部門第 2 位、並びに特別賞受賞。1993 年フランス歌曲コンクール(パリ)でフォーレ大賞受賞。
現在はパリを本拠地とし、フランス、ドイツ、ベルギー、スイス、ポルトガル等のヨーロッパ各地で歌曲、オラトリオ、室内楽等の演奏会で活躍する他、美術やコンテンポラリー・ダンス、演劇作品とのコラボレーションにも積極的に取り組んでいる。1999 年にアルメニア・フィルと共演した模様は FM 東京「ザ・シンフォニーホール・ヨーロッパ」にて放送された。メシアン、アペルギス、フェラーリなど現代音楽のスペシャリストとしての活躍はめざましく、特にアペルギス本人の賞賛を得た「レシタシオン」全曲演奏(2003 年日本初演)で話題を呼ぶ。ダンスなどの舞台作品にも数多く参加、2009 年ボヴェ(フランス)郊外のポワソン劇場にて、現代ダンスカンパニー「K-DENZA」と共に「Impasse」を制作、出演。2016 年にはベルヴィル劇場(パリ)にて振付家マギー・ボガートの作品「Breathe」に出演。声を自由に操るダンサーとしても活動を続ける。また美術作家セシル・ル・タレクとの共同作業も続いている。
日本では、1992 年より各地で現代音楽を中心としたリサイタルを開催。また東京でフランス歌曲セミナーを開催したり、日本文化をフランスに紹介するフェスティバル「SAMURAI JAPON」に参加するなど、日仏交流にも積極的に関わっている。2006 年第 2 回「ルーマニア国際音楽コンクール」声楽部門本選の審査員を務める。
2011 年 7 月東京でのソロリサイタル『アペルギス&グロボカール』(ナヤ・コレクティブ主催)に対し、サントリー芸術財団第 11 回佐治敬三賞受賞。