宮川彬良&アンサンブル・ベガ こどもの日スペシャル♪
(2019年5月5日 兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール)
”令和初&うみ”
2006年5月5日、兵庫県立芸術文化センター開館当初から、毎年5月5日に開催される「宮川彬良&アンサンブル・ベガこどもの日スペシャル」、今年で14回目(!)、そして「令和初」のアンサンブル・ベガの公演となりました。
同センター主催事業の中で3才からご入場頂ける貴重な公演のうちの一つで、ここ数年は「3世代でお楽しみいただける」ことをコンセプトに掲げ、毎年、アキラさんをはじめメンバー、スタッフ知恵を絞り、そして劇場スタッフの皆さんのご協力を頂きお届けしています。コンサート前の楽器体験「音のどうぶつえん」、コンサートを聴くマナーについてご案内する「カゲナアキッズ」もすっかり恒例となりました。
今年は、昨年の「こいのぼり」(♪いらかの波と 雲の波~)に続き、童謡唱歌をひもとくコーナーで「うみ」をとりあげました。
「月はのぼるし 日はしずむ」なんとなく聞き過ごしているこの歌詞を
”本当は夜なの?昼なの?どこから、だれが何を見ているの?”
とアキラさんの解説で顕微鏡でみるようにズームアップ!
歌詞の行間のすみずみまで味わったところで、会場の皆さんも隣の方と手をつないでいただき、ウェーブしながらのご一緒に「うーみーは ひろいな おおきーいなー」♪
Twitter、Facebook、InstagramのSNSでは、直後に写真とともにご報告しましたが、このコーナーでは、いつものアンサンブル・ベガのメンバーに加えて今年は、ハープ(大西伶奈さん)、児童合唱(夙川エンジェルコールの皆さん)が加わり耳にも目にも贅沢な15分となりました。
このコーナーの舞台裏はこの記事最後に。
元号をまたぎ完成「元号唱歌」新元号完成版!
そしてもうひとつ、今年の1月6日、小ホールで開催された「宮川彬良&アンサンブル・ベガ ニューイヤーコンサート」でお披露目されたのが「元号唱歌」。
そうです、5月1日に改まったばかりの「元号」を昔々からごく最近まで歌詞に取り入れ、その時々の人々の様子を歌った合いの手コーラス入りの楽しい「元号唱歌」です。
お正月に2番まで「お次は何の元号~」で締めくくった歌詞を、今回は「令和」と元号が改まったことを受け3番として完成!(作詞 響敏也)。
作曲、歌唱のアキラさんと、お正月に続き、合いの手コーラスに「ダイナマイトシンガーズ」(アキラさんネーミング)廣澤敦子さん、服部英生さんのお二方にご参加いただき晴れやかにお披露目いたしました。
その3番の歌詞、終盤の盛り上がってきたところを少しだけご紹介いたしましょう。
和の字は人の ハルモニア(調和)
調和ァーーーーーーーーー
人の和 知恵の和 平和の和
明治 大正 昭和 平成
令和―――――――――――
「うみコーナー」舞台裏
全体で15分ほどの童謡「うみ」コーナー。
台本はアキラさんの手によるもので、練りに練られています。
聴いていると「なーるほど」「うわぁ~!(🚢!)」「よーし、みんなで歌う!」とあっという間なのですが、実は出演者も普段より多く(ハープ、合唱)、演出用小道具の扱いも重要で、その準備にはひと手間かかっておりました。
その一端を前日のリハーサル、当日のゲネプロの写真でチラリとお届けいたします。
演奏曲目と出演メンバー
- デーレ=宮川彬良:アンサンブル・ベガのテーマ〜すみれの花咲く部屋
- ウェーバー:狩人の合唱(歌劇「魔弾の射手より」)
- ヨハン・シュトラウスII:雷鳴と稲妻
- スメタナ:モルダウ(ブルタヴァ)
”音符の国ツアー”
アンサンブル・ベガと紐解く~ - 林柳波(詞)・井上武士(曲):うみ
- 響敏也/宮川彬良:「元号唱歌」”新元号完成版”
- エルガー:威風堂々
- 【アンコール】下山啓/宮川彬良:ゆうがたクインテットテーマ
- 【アンコール】ヒビキ・トシヤ/宮川彬良:幸せのリズム
- 【アンコール】ヒビキ・トシヤ/宮川彬良:合唱組曲『きのう・きょう・あした』より あしたを つくる うた
出演
宮川彬良&アンサンブル・ベガ
宮川彬良(音楽監督、作・編曲)
辻井 淳(1stヴァイオリン)
日比 浩一(2ndヴァイオリン)
馬渕昌子(ヴィオラ)
近藤浩志(チェロ)
新 眞二(コントラバス)
鈴木豊人(クラリネット)
星野則雄(ファゴット)
池田重一(ホルン)
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響 敏也(構成・脚本)