アキラさん初エッセイにして、これまでの音楽人生を振り返った自伝
『「アキラさん」は音楽を楽しむ天才』宮川彬良 著(NHK出版)
ついに発刊されました!
「なぜ、アキラさんの音楽はこんなに〇〇なのだろう」
「アキラさんの頭の中はどうなっているの?」
「なぜ?どうやって作ったの?」
アキラさんの音楽にまつわる、数々の不思議が解けていくような一冊です。
当オフィス関連では、結成24年となる「宮川彬良&アンサンブル・ベガ」についての項『関西進出!アンサンブル・ベガ編』と続くEテレ「クインテット」が生まれる経緯やアンサンブル・ベガが演奏を担当したことなどは改めて活字になると重みが違いました。
アンサンブル・ベガのサウンドが「好き!」な方には「なぜ好きなのか」の理由がアキラさんの言葉で明かされているのではないでしょうか。
嬉しいことに、アンサンブル・ベガの集合写真もページを飾りました☆
本ではモノクロでしたがカラーは↓
撮影はこれを書いている制作スタッフで過去にチラシにも使用していた写真ですが、今回初めて撮影者のクレジットとしてKyoko Matsumotoと記すことになりました。この書籍中、他にクレジットが入っているのはプロのカメラマンの方ばかり…アキラさんと編集者Sさんのご配慮に感謝です。撮影場所は生誕の地・宝塚ベガ・ホールです。
ですが、なによりも!!
下記アキラさんのツイッターでも書かれていたように、あまりに幅広いアキラさんの音楽活動の「つながり」、作る過程の「仕組み」「構造」を、その時その場に居合わせたかのように、たとえば「クインテット」番組準備会議での近藤プロデューサーや、舞台「身毒丸」での演出家・蜷川幸雄さんらとの創作現場でのやりとりもリアルに記されているのは、名作の生まれる舞台裏をちょっぴり覗くドキドキ感に加えて「だからこんな作品が生まれたのか!」と腑に落ちるとともに、そこに掛けられてきた時間と手間暇、熱量にクラクラしてきます。
同時代に”天才アキラさん”の活動の一端を見られる幸運を改めて感じる一冊です。
ぜひ書店で、ネットで、図書館へのリクエストでetc.お読みください!
コロナ禍以降、コンサート会場での即売が難しかったのですが、そろそろ…販売できることも願っております。
『「アキラさん」は音楽を楽しむ天才』宮川彬良 著(NHK出版)