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ホーム > レポート > コンサートマスターのひとりごと（7）| 続々ホルスト | ザ・タロー・シンガーズ

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詩を音楽で描くー立ちのぼるお香の煙

9月23日に迫った、ア・カペラ混声室内合唱団ザ・タロー・シンガーズ第29回目の定期演奏会「地には平和を」へ向けコンサートマスター（アルト）廣澤敦子による作品へのつれづれ連載。

7回目はホルスト作品3曲目の

『Sing me the men: 先人達の歌を歌ってください』

公演詳細はこちら

ひとつ前のイヴニング・ウォッチが和音で詩を表しているとすれば、これは音の動きで表しているといえるか。

イヴニング…とは「２つのモテット」という１つの曲集になっています。

これは訳詩を眺めながら（読むというより、眺めるというくらいがちょうどいい）聴かれることをお勧めします。

途中、ちょうどこのYouTubeのサムネイルの部分。7:00くらいからを是非聴いてみてください。

女声が『６部に分かれて』『半拍ずつズレて』アルペジオを歌い、男声がその下でメロディを歌います。

この部分の歌詞は

神の寺院で歌ってください。

そこではお香が立ちのぼり…etc

つまり立ちのぼるお香の煙の表現でしょう。なんでそれを音で表そうと思うかな、ホルストよ、あなたはすごいよ！

お香の煙のように繊細に歌いたい、ところですが、実際には心を無にして他パートとの「半拍ズレ」のリズムをキープすることに全集中。いや、しかもそのお香は２回も転調するからそれもバッチリ決めたい。

この曲は歌うより訳詞を眺めて聴いて楽しむ方が絶対いい！

あと、この歌はどことなく惑星のジュピターに似ています。私が思うに三箇所ほど。

そこもニヤニヤしながら聴いてほしい。』（廣澤敦子）

9月23日（月・祝）14:00開演　住友生命いずみホール

里井宏次&The TARO Singers

第29回定期演奏会　「地には平和を」

チケットは出演メンバーにお申し付けいただくか、下記プレイガイドにて。

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