【アン・ベガ=イチゴミルフィーユ! このサウンドの秘密が解明できるCD!】
4/22に発売が迫りましたCD「愛の練習」の編集作業中、ヘッドホンとスコア、赤ペン片手に何度も録音を聴き返しました担当者によります「マニアな聴きどころ」です。
各作品についての格調高い解説は、ブックレットの響さんの文章をお読みください!
「宮川彬良&アンサンブル・ベガ」CD第一作目は
『なぜアンサンブル・ベガがこんなに心に効くのか聴けば解る!というCD』という一目瞭然のタイトルでしたが、
二作目の『愛の練習』は、
別名【アン・ベガサウンドの秘密が解明される!CD】です!
「宮川彬良&アンサンブル・ベガ」をコンサートでお聴きになった時、アキラさん以外の8人のメンバーの中で目立つのは、なんといっても第一ヴァイオリン辻井さん、チェロ近藤さん、クラリネット鈴木さんの”トライアングル”です。
これは、楽器そのものが持つ特徴や性格が、目立つ旋律や派手に聴かせる場面で使われるように出来ているからで、古今のオーケストラ曲でも、これらの楽器は、旋律楽器として大変目立つ=おいしいポジションです!
でも、旋律楽器が目立つのは当たり前、それだけでは「アン・ベガ サウンド」にならないことを、今回の製作作業中に改めて確認いたしました。
「アン・ベガ サウンドの秘密」、それは「イチゴミルフィーユ」です!
(このあたりで、呆れてきた方は、CDだけをお楽しみ下さい)
「イチゴミルフィーユ」に例えると、第一ヴァイオリン、クラリネット、チェロは、イチゴ、
そして、一番土台のパイシートがコントラバス新さん。
アキラさんは、何層にもパリパリに焼かれた薄いパイ。
一番上の粉砂糖も、アキラさんですね。
最後の味加減を調整するシェフです!
となりますと、つまり2ndヴァイオリン日比さん、ヴィオラ馬渕さん、ファゴット星野さん、ホルン池田さんは、「カスタード」です。
・・・
結局のところ、例えはスイーツになってしまいましたが、なんとなく雰囲気が伝わりますでしょうか・・・。
続く(2)は、収録曲それぞれの聴きどころとエピソードです!
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CD「愛の練習」聴きどころ(1)
- 2009.4.14 宮川彬良&アンサンブル・ベガ
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