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  • 【レポート】~篠原美幸(ソプラノ)

  • 2015.11.19 マネジメント

2015年10月17日(土)いずみホール(大阪)
「篠原美幸ソプラノリサイタル~そら澄みて うた満ちるとき」
(大阪市助成公演)

2000年、日本歌曲の登竜門「奏楽堂日本歌曲コンクール」歌唱部門第一位を受賞後、「歌曲」の世界にまい進してきたソプラノ篠原美幸の節目となるリサイタル。
地元大阪では久しぶりの本格的なリサイタルとなりました。

ステージ写真1

(C) O.WADA

前半には、いずみホールの豊かな響きで自身の楽器<声>を存分に使いたいと、声楽を学ぶ人は誰もが歌うイタリア古典歌曲から、ロマン派、近代に渡る歌曲が演奏されました。
各時代の音楽様式をふまえ、それぞれの作品における当時生きた人々の豊かな感情が、美しいメロディとともに再現されました。

後半は、日本人作曲家がずらり。畑中良輔、香月修、前田佳世子、大中恩、木下牧子の5名の作曲家の作品が演奏されました。
(演奏者自身によるプチ曲目解説「リサイタルの前に」。ぜひあわせてお読みください)

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(C) O.WADA

これらの詩は、詩人が自らの人生を振り返る内省的な作品から「愛」や「音楽」といった抽象的なテーマを歌い、演奏者自身はもちろん、会場のすべての方を大らかに包み込むような作品まで、内容も色合いも多岐に渡りました。
谷川俊太郎、まど・みちお、八木重吉、三好達治、佐藤春夫、寺山修司といった日本を代表する詩人に選ばれた一つ一つの美しい日本語と、現代の優れた日本人作曲家により生まれた日本歌曲の魅力と価値を、一人でも多くの方々へお届けし分かち合いたいと願う強い使命感が伝わるリサイタルとなりました。

ピアノは声楽や器楽の伴奏・アンサンブルピアニストとして大活躍の田中明子さん。押し引き自在の素晴らしいサポートで今回のリサイタルを支えてくださいました。

アンコールは「落葉松」(野上 彰 作詞 小林秀雄 作曲)。

ご来場のお客様からは「丁寧で誠実な演奏が心にしみた」「いずみホールの豊かな響きのなかでも、日本語をはっきりと聴き取ることができた」などのご感想を頂きました。

篠原美幸:今後の出演予定 <チケットお申込み承ります>

没50周年山田耕筰特別演奏会~思い出の調べに寄せて~
篠原美幸の演奏曲は「葱坊主」(詩 西條八十)、「六騎(ろっきゅ)」( 詩 北原白秋)です。

  • 2015年12月8日(火)18:30開演 
  • 兵庫県立芸術文化センター 神戸女学院 小ホール
  • 入場料:3,500円(全席自由席)
    詳細はこちら(チラシPDF)

帝国ホテル ティータイムコンサート
山田耕筰を偲んで~没後50年の命日に歌う
篠原美幸の演奏曲は「からたちの花」「をとめの歌」「かやの木山の」(以上 詩 北原白秋)「たたへよ、しらべよ、歌ひつれよ」(詩 三木露風)などです。

チケットお申込み

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ご入金確認後、チケットをお送りさせて頂きます(送料無料・振込手数料はご負担ください)。

staff note

日本歌曲の貴重な歌い手として、東京・音楽の友ホールで開催の畑中良輔 塚田佳男監修「日本歌曲演奏会シリーズ」のレギュラー出演者でもある篠原美幸。音楽高校や大学講師としても多忙な中、自身の節目の年にと、今回のリサイタルがようやく実現しました。
今後は、地元関西でも、これまで以上に定期的に自身の演奏をお届けする機会をつくることを計画中です。どうぞご期待ください。

当社のリサイタル・コンサートマネジメント(運営サポート)についてはこちら

 

 

 

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